皮白竹の竹林整備フィールドワーク

先日は八女市星野村へ竹林整備へ行ってきました。
竹林整備フィールドワークの詳細は八女の手仕事ブログにて。

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当日はテレビや新聞の取材班も参加するほどメディアの注目も集めていました。
写真右手は竹に詳しい野中さん。
皮白竹は字のごとく竹皮が白く斑点が少ないのが特徴の真竹の変種で、星野村にしかないと言われています。
今回皮白竹に関する一連の調査やイベントが行われるまでは、地元のごく一部の人しかその存在を知りませんでした。

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野中さんの両手を見比べると色の違いがよく分かると思います。
右の赤い服を着た女性は竹皮編み作家の前島美江さん。
八女伝統工芸館での竹皮作品作りワークショップの講師役でもあります。

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お二人の講師から説明があった後、いざ竹林整備のフィールドワークへ。
皮がついてないこともあり、パッと見は皮白竹と一般的な真竹の違いはよく分かりません。
ノコをもって急斜面をのぼることに。
前日の雨で少しぬかるんでいました。

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手馴れた手つきで朽ちた竹を切ったり、ツタをとったり、それをポイントポイントでまとめていきました。
慣れた方が多かったためか、写真撮ってる間にどんどん作業が進んでいきました。
当日はほとんど力になれませんでしたが、ブログに書くことでご容赦下さい。
記録に撮って発信することならできますので。

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こちらは竹細工工房てんごやの染谷さん。
竹細工だけでは収入が厳しく、普段は木材の運送関係のアルバイトをされています。
染谷さんのお話しは竹に限らずとても幅広くて深くて、毎回ヒトと自然の距離感や関係性について考えさせられます。
そして後継者を残したいという思いも強く持ってあります。
先日話したときは想いを共有できる若者と出会ったんだと、とても嬉しそうに話されていました。
その後どうなったんだろう・・・また話しましょう。

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他にも地元星野で皮白竹の存在を知らなかった方なども参加されていました。
正確に数えてはいませんが、全部で20人くらいはいたかと思います。

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作業時間は1時間20分ほどでしたが、ある程度整備されてきました。
しかし急斜面での作業、バランスとったり力仕事だったりで全身の筋肉を使うため、なかなか大変です。

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時間帯の都合もあると思いますが、竹林に日が射して明るくなった気がしました。
笹のこすれる音が吹き抜け、なんだか癒されました。
作業がひと段落したところで今回のフィールドワーク終了。

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終わった後は昼食で後藤富美子さんたちの作るだご汁等をいただきました。
午後からは伝統工芸館に移動し、竹皮編み教室が工芸館2階展示スペースにて開催。
これまではあまり人の出入りする空間ではなかったのに、多くの人で活気のある空間に生まれ変わっていたのをみて、今回の動きがとても多くの方に伝わったor伝わっていくのではないかと思います。

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会場は椅子の上で立ち見が出るほどの人気でした。
関係者の方々、本当にお疲れさまです。

体験はもう終わりましたが、展示は八女伝統工芸館2階で2011年2月25日まであっています。
お時間ある方は足を運んでみてください。

木をみて森を思うように、竹皮をみて竹林だけでなくそれに関わる人や地域のことがイメージできるかもしれません。

“皮白竹の竹林整備フィールドワーク”への1件の返信

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